最近の玄関の扉はハイテクだ。
電池を使う。
ボタンを押せば解錠され、また押せば施錠される。
「交換してくれない」
亜弥からの依頼で交換した。

前換えた時期を電池に書いていたので、
「11ヶ月ほどもったか。さすがエヴォルタ」
電池に日付を書いておくのは、父親の習慣である。
真似していることを話したら、
「おじいちゃんがやってたんマネたんや」
母方の祖父から繋がった習慣らしい。
綿々と受け継がれている。
ちなみに、この電池、油性ペンでは普通に書けない。

何やらインクが浮いてしまうのだ。
それを父に言ったところ、即答だった。
「セロテープ貼って、その上に書くんや」
目からウロコだった。

どんなジャンルにでもプロがいると知った瞬間だった。
知らんけど。