
うちの小学校は、掃除前、掃除場所に集まってから掃除に入る。
円になって床に座っていたところを、1人の子どもがホウキで履き出した。
「なんで掃いてんの?」
と子どもがきく。
「いや、みんな座るところ、掃いとこうかなって」
この子は、以前ホウキの使い方で指導した子だ。
床に落ちているゴミを、できるだけ効率よく掃きたいのか、遠くに飛ばそうとホウキを振り回していた。
床を掃いているのか、空気を掃いているのか分からない。
「ホコリが舞うし、床のゴミが余計に散らばってしまうね。
ゴミを運ぶように掃くと、うまくいくよ。」
ついでにホウキの向きも伝えたと思う。
――床に座る友だちのために――
今日は、ホコリが舞うことはなく、なんというか、行為そのものにやさしさがにじみ出ていた。
有り難い姿。
お礼を言いながら、私も一緒に床に座った。