【引用】「なんていうか……いろいろ、不安になっちゃうんです」
不安になっちゃうんです。なっちゃうんです。情けない想いに、自分の声がさらにかぶさってくる。
おばあさんは、ゆっくりと言った。
「不安っていうのも立派な想像力だと、あたしは思うね」
「……想像力?」
「そうだよ。不安っていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろ。それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠」
不安を抱くのは、想像力があるから。
そんなふうに考えたことはなかった。
なんだか救われたような気持ちで、私は深く息をこぼす。
「想像力って、いいことに使うんだと思ってました」
「もちろん。心遣いも思いやりも、すべて想像力だからね。不安がりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ」
【出典】株式会社光文社『リカバリー・カバヒコ』P121-122 著:青山美智子
『想像力』というログを書いた。
危険予測が足りなかったことが、教員として不甲斐なかった件を反省したミニログだ。
その後で、この文章に出逢えた。
――不安を抱くのは、想像力があるから。――
その通りだと思う。
楽観的もいいが、悲観的なのも悪くない。
プラス思考は悪くないが、マイナス思考だって捨てたもんじゃないのではないか。
未来が不安で仕方がない。
そんな性格こそ、想像力のたまもの。
言ってあげよう。
不安にかられたどこかの友だちに、未来の自分に。
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