日々ログ

未来の自分へそっと残す、ゆるい日々のログ。

穴をあけた一年

「そして今年の重大ニュース、第2位は??」

ためる司会。

「低学年沈没で~~~っす!」

笑いが起こる。


2学期終業式を終え、クリスマス会と称して小さな慰労会が開かれた。
先生たちは、ここまで一緒にやってきたことをたたえ合う。

本当に笑いが起こってよかった。
乗り越えられたからの笑顔だった。

今年は苦しかった。

11月末、インフルエンザが猛威を振るい、1年生、2年生と学年閉鎖が続いた。
しかし、学年閉鎖よりもきつかったのは、閉鎖が明けた後である。

1学年担任、2学年担任、ともにインフルエンザを患ったのである。
小さい学校では、これは本当キツい。

カバーに入られる人員が限られているのだから。
普段からギリギリでやっているのだ。
人数が足りるわけがない。

にも関わらず、教頭先生や、専科の先生、専科の授業が入り空きになっている先生、学年を超えた合同授業などを駆使し、なんとか1週間きりぬけてくれた。

2学年担任として、沈没していたのは私だ。
笑えないのに、笑うしかない。
教務主任としてカバーしなければいけない立場なのに、床にふせっている。

「ごめん」

よりも、

「ほんまありがとう」がたくさん出た。

それは、

「ほんと、かんべんしてくださいよ!千石さ~ん」
「待ってた!待ってたよ~~!」

と、笑顔で声をかけてくれる仲間がいてくれたからだ。

そして、不甲斐ない自分を卑下してしまうことを通り越してしまったこともある。
なんと、今回、仕事に穴をあけるのは、今年に入って3回目なのだ。
笑うしかなくなってくる。


2度目は、音楽会前。
突然の腰痛に襲われた。
通称、ギックリ腰という奴である。

腰は、本当に要(かなめ)だ。
パンツをはくにも、物を拾うにも、歩くことにも、腰は大切だと知った。
何もできない。
社会生活を送れない。

3日間、安静にしながら整骨院に通い、復帰したらリハーサルだった。

「先生、指揮ふれるの??」

子ども、先生たちが心配してくれる。
教育実習生と一緒に生活していたので、任せることも検討したが、

「先生、そ、それは勘弁してください!」

と、まぁ、そりゃそうだろう。
指揮をふった。
2年生の音楽会のテーマは妖怪だったので、保護者への招待状に一筆、

――腰痛妖怪より

と、したためたのは、いい思い出。


あぁ、思い出してもツラいが、最初が一番キツかった。
1度目は、4月の末。
これも運動会前だったか。

原因不明の熱、38℃~39℃が2週間出続けた。
せきが止まらず、抗生物質も2種類飲んだが効かない。

結局症状は、急性肺炎にまでいたった。

4種類抗生物質を飲み、点滴をし、もう何が効いたのか分からなかったが、いつのまにか4週間が過ぎていた。
ゴールデンウィークの記憶が、無い。
それでも、なんとか熱が下がり、血液検査の炎症反応が落ち着いてきた。
ドクターストップがあけた。

「明日から、行けそうです」
「おおおお!よかった!!」

本年度、新しく来た教頭先生の電話の声が弾んでいる。

「4月、学校の立ち上げ、任せっきりだったから、それが祟ったのかなと思って。」

そんなことはないという思いと、カバーしてくれたことへの感謝が溢れる。

――4週間。

あまりに長く休んでいたので、運動会が目の前にせまっていた。
1・2年、連学年でやる運動会の表現種目は、1年生の先生が仕上げてくれていた。

「先生が曲を決めてくれてたから、あとはやっといたよ!」

1年生の先生も、今年来たばかりなのに、、、

リズムに合わせてダンスをする1年生の子どもたちと2年生の子どもたちを見て、目頭が熱くなる。

一番驚いたのは、とある子が、ダンスの輪に入っていたことだ。
その子は、体育の授業、なかなか一緒に活動をすることが難しかった。

「同じ場所にいられるだけで◎だね」

なんて、その子と話していたのに、

「『先生来たとき、かっこよく踊る』ってがんばったみたい。私、なにもしてないのよ?」

と、1年生の先生。

言葉も無かった。


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by マイナビ転職