「希一と、『ランドセル寄付しようか?』って話してるの」
と、亜弥。

最後まで使ったランドセル。
確かにまだまだ綺麗だ。
「寄付する団体は選ばないとね。
ホントに必要としてくれる人に渡ってほしい」
そんな亜弥の言葉に、希一が頷く。
「希一が寄付するなら、青葉も寄付する?ランドセル」
「そうだね。そうしようかな。ランドセって寄付できるんだ。」
スマホをいじる青葉が、顔を亜弥に向ける。
「青葉なら、髪の毛だって寄付できるわよ。」
「そうなんだ。」
「ヘアトレードって言うんだっけ?」
かわりに誰かの髪の毛、返ってきそう。
たぶん、フェアトレード(公平公正な貿易)な。
で、言いたいのは、ヘアドネーションな。
希一も卒業か。
知らんけど。