ピキーーーん
アニメでいうなら、空間に亀裂が入るときのような効果音か。
それが、和室から聞こえてきた。
「何事?」
と思うが、口に出さない。
出してはいけない気がしたのだ。
ふすまのスキマから覗くのは…青葉の足。
スッと見えた青葉の顔は、MIBだった。
ピキーーーん
また鳴る。
そして、青葉のスネあたりで強い光が放たれる。
「また、見てはいけないものを、見てしまった。」
どうせなら、映画みたいに、この数秒の俺の記憶を奪ってほしいとも思う。
サングラスの青葉の視線は、おそらく私に気づいていないだろうことを祈りながら、そっとその場を後にした。
知らんけど。
