一時間お休みをもらって、少し早く帰ってきた。
今年から教務主任を外れた。
四年間やらせていただいた。
理由はいろいろあるんだと思う。
次の人へバトンを渡すこと。
初任者指導の仕事が増えたこと。
あと……
仕事してないのがバレたこと。
まぁ、それは知らんけど。
重い仕事が外れたので、もちろん嬉しい。
気持ちも軽い。
でも、少し寂しいこともあった。
前は早く帰ると、
「教務主任なのに、なんでそんなに早く帰れるんですか?」
なんて聞かれた。
亜弥(仮名:カミさん)にも、
「教務主任なのに、家で仕事してないよね。」
「家族として尊敬するわ。」
なんて言われていた。
そのあと、
「同じ職場では働きたくないけど。」
とも言われるのだけど。
そんな会話も、教務主任という肩書きがあったからこそ生まれていたんだな、と気づいた。
この前も、教務会で労働時間の話になった。
「100時間を超えているのは教頭先生ですね。」
「その次が教務主任ですね。」
うん。
俺じゃない。
少しだけホッとした。
重い仕事がなくなると、もちろん楽になる。
でも、肩書きがなくなると、一緒になくなる景色もある。
ちょっと軽くなった。
でも、
ちょっと軽すぎる気もする。
知らんけど。